以下に、気管支瑞息の主要アレルゲンであるダニやカビなどの除去・回避法をまとめる。
前項で述べたように、室内塵には綿や絹などの糸屑、フケ、カビ、細菌、ペットの毛、ダニやその死骸、排池物などが含まれる。
これらはそれぞれがアレルゲンとなりうるが、その中でもダニのアレルゲン活性が最も強い。
ダニは瑞息や鼻炎の原因となるばかりではなく、皮膚からも侵入してアトピー性皮膚炎の原因ともなる。
掃除はやはり毎日行ったほうが良い。
掃除は室内塵を取り除くだけではなく、ダニの餌となる残飯やフケ、カビ類なども除くことになる。
その際、過敏な人はマスクをして掃除すると良い。
また掃除後はまだ空中にアレルゲンが残っているので一時間ほどは瑞息や鼻炎の人を部屋の中に入れないほうが良いであろう。
なお、電気掃除機も古いものは室内塵をかえってまき散らすことがあるので、注意を要する。
そして、雑巾を用いた拭き掃除も忘れてはならない。
布団や毛布については日干しやたたきをまめに行う。
そして、そのあとに裏表とも掃除機で吸い取ると良い。
毛布はできれば化繊がよいが、化繊によるアレルギーで皮膚炎が起こることもあり布団と同様に扱うと良い。
布団や毛布は敷布でおおい、その敷布も週に一回は洗うようにする。
枕は頭の湿気を吸い、フケもつくので、丸洗い、日干し、叩き打ちを布団類同様に行い、枕カバーもよく洗うようにする。
また、状況によっては防ダニ布団などを考慮すると良い。
カーペットはできるだけ除去する。
ソファーや椅子もビニール製か皮革製品にかえるほうが良い。
どうしても布製でないといけない場合には、天日で乾燥させ、叩いてホコリをできるだけ取り除く。
ぬいぐるみもできればやめたいが、子どもが可愛がっていて無理なことも多いので数を減らすようにし、丸洗いをしてよく乾燥させる。
さらに室内の換気に気をつける。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症がある。
過敏性肺臓炎とはカビを吸うことにより、発熱・咳・呼吸困難など一般的な肺炎に似た症状を呈するもので、副腎皮質ステロイドが著効を示す。
わが国ではその中でも、夏型過敏性肺臓炎と呼ばれるタイプが多く、その名のとおり、夏に発症しやすく木造の家屋に住む人に起こりやすいものである。
治療して症状が良くなり、自分の家に戻ると症状が再発する、という典型的なパターンを示すものであり、トリコスポロン・クタネゥムというカビが原因であることが判明している。
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